⑩弦楽器の指板を可視化する
コードやスケールの「指板上のポジション」を可視化するアプリです。
ギターだけではなく、ベース、多弦楽器、レフティー表示も可能です。
※このアプリの使い方を紹介した動画(YouTube)→「指板の音」を理解させます
こちらも併せてお使いください。→⑪指板からコード/スケール名を逆引き検索
弦楽器は、音名とポジションを把握しづらいです。
なぜなら、同じ音が複数の場所にあり、チューニングによってポジションも変化するためです。
もちろん、主要なコードやスケールのポジションなら暗記している方も多いと思います。
しかし、一般的な人間の記憶力には限度があります。
たとえば、今すぐ指板上に"F ダブル・ハーモニック・スケール"のポジションをイメージできますか?
…僕は無理です。笑
このアプリは、そんな悩みを解決するために作りました。
――もう、いちいちメモを書く必要はありません。
【チューニングの種類】
ギター、ベース、ヴァイオリンなど主な弦楽器のチューニングをまとめました。
リストから選ぶだけで、対応した指板が描画されます。
調べたいチューニングがリストに無い場合は、画面下部の「チューニングの設定」から変更できます。
【利き手】
画面下部の「利き手の切り替え」から右利きと左利き表示を変更できます。
【フレットの数】
1~30の間で指定できます。
【音名の表記】
指板の音名は、英・米式、イタリア式、日本式、ドイツ式の4種類から選べます。
初学者の方は、イタリア式(ドレミ…)にすると、馴染みやすいかもしれません。
【コードとスケールの指定】
コードとスケールのリストは、「○○画面へ」ボタンをタップして切り替えます。
【色付けのルール】
指定したトニック(ルート音)に対して、移動ド的に色付けされます。
たとえば、トニック(ルート音)は青色、完全5度は黄色です。
そして、異名同音は同じ色です。
たとえば、長3度と減4度はどちらも緑色です。
【想定している用途】
- 音名・ポジションの把握
- 運指の選定
- 作曲やアレンジの資料
- レッスンの教材
【指板の画像をダウンロード】
「指板の画像をダウンロード」をクリックすると、指板の画像をダウンロードできます。
(※PC限定
ブラウザはGoogleクローム推奨)
スクリーンショットを撮るのが面倒な方は、ご活用ください。
【コードの情報】
コードの読み方、詳細情報が表示されます。
ドミナント機能を持つコードの場合は、主な解決先も表示されます。
赤色で表示されるコードは、ハイブリッド・コードです。(例:B♭/C)
青色で表示されるコードは、UST(アッパー・ストラクチャー・トライアド)です。(例:D/C)
【コードの構成音を含む主なスケール】
コードは、前後の流れや使われているキーに対しての立ち位置によって役割が変わります。
コードの構成音を含む主なスケールの情報は、モーダル・インターチェンジや、転調をする際の参考になるでしょう。
【スケールの情報】
スケール画面では、スケールの名前や、情報が表示されます。
【Forte numberとは?】
Allen Forteが提唱した、「3音以上からなる音階の集合に割り当てられた数」です。
同一のForte numberを持つ"スケールの構成音の構造"が等しくなる仕組みになっています。
たとえば、メジャー・スケールとナチュラル・マイナー・スケールは、スタート位置が違うだけで同じ音の飛び方をしています。
したがって、メジャー・スケールとナチュラル・マイナー・スケールは同じForte number「7-35」が割り当てられています。
【Scale numberとは?】
「"スケールの構成音を12桁の2進数として表した数"を10進数に変換した数字」です。
たとえば、Cメジャー・スケール(ドレミファソラシ)を例に考えてみましょう。
スケールの構成音を「1」、そうでない音を「0」とすると、Cメジャー・スケールは「10101011010101」と表せますよね。
この「10101011010101」を2進数として処理するために逆に並べ替えます。
並べ替えた「101011010101」を10進数に変換すると「2741」になるので、メジャースケールのScale numberは「2741」になります。
【異名同音について】
※このページでは、厳密な異名同音の区別を行っていません。
→
異名同音を解説します【「ド#」と「レ♭」との違いとは?】
指板の音を理解する方法と、このアプリの使い方の紹介動画です。
伴奏や弾き語りで使えるオススメのコードを、厳選してまとめた記事です。
30種類以上のコードの「開放弦を使わないコードフォーム」をまとめた楽譜(TAB併記)pdfです。
「開放弦を使ったコードフォーム」を大量にまとめた楽譜(TAB併記)pdfです。